オーバーロード15巻 感想
滅茶苦茶待った新刊です。何年越しになるのでしょうか。
以前ちらっとだけ登場していたエルフ王の登場などを楽しみにしながら読み進めていきましたが、今回の巻は一度溜めに入った感じでしょうか。
そこまで派手な展開はなく、いまいち盛り上がりに欠けているようにも感じました。
その分下巻の展開に期待です。
休暇を取るといったアインズに対していつものように深読みをするアルベドなど、面白いシーンは多くありました。
キレるアルベドと、アルベドを叱りつけるアインズの図は鉄板ですね。
アインズが不在の時に色々とやらかさないか、不安になります。
ナザリック内の仲間であっても躊躇なく手に懸けかねない雰囲気があります。
休暇にエルフの国に赴いたアインズとアウラ、マーレですが、現地のダークエルフとの交流に若干失敗してしまったようです。
一方的に崇拝される関係はアインズの求めていた友人とは程遠いものですからね。
泣いた赤鬼作戦を実行するまでは良かったのかもしれませんが、あまりにもけしかけたモンスターが強すぎたせいもあるかもしれません。
圧倒的な救いの主としか捉えられてしまいました。
程よい強さのモンスターをけしかけて、ぎりぎりの戦いをさせたところで加勢に入る、ぐらいが無難だったでしょう。
そこで恋愛感情を持ったダークエルフが下巻でどうなるのか、気になるところです。子供のような存在のアウラと恋愛関係になることをアインズ様は認めるのでしょうか。
そもそもアウラは行為を向けられることについてどう思うのか。楽しみです。
予告ではエルフ王、漆黒聖典の番外席次とアインズが遭遇することが示唆されていますが、これまた展開が読めません。
また驚かされる展開があることを期待したいです。