三回生の今思うこと
オンライン授業にも終わりが見えてきた。あまりにも辛い結末である。
大学生だけどうして苦しまなくてはいけないのかと騒がれていたことももはや懐かしいような気もするが、収束することを悲しむ人間もままいると思われる。なぜ悲しむのか?それは自宅から出ずに済む生活があまりにも快適だったためである。他人の目を気にする必要がなく、決められた課題を終わらせて好きなように過ごす時間は自由を感じられた。
コロナウイルスは2-3年影響があると報道されたときはこの生活が一般的になるのではないかと思ったが、ワクチンが開発されてあっという間に元の生活に戻ろうとしているのを見ると案外予想というのは当てにならなかった。
医療従事者や製薬会社が通常では考えられないような業務をこなし、画期的なアイデアを実現させるまでにどれほどの苦労があったのかはわからない。世の中の多くの人はそれを待ち望んでいたし、自分も安全に出歩けるようにはなりたかった。
しかし今の環境が依然と比べてはるかに快適であることは疑いようがないのである。もとより人付き合いが苦手な性分なため、一斉に繋がりが消えたことは良い事だったようにさえ思える。
前に戻らなければいけないと考えると憂鬱になる。